いままでいろいろな家の相続を見てきて、
世の中、親から財産を相続をしても、無くしてしまう人の方が、守って発展させる人よりも遥かに多い印象があります
守れない、というのは、個人的な能力があるかないか、ということより、
なにか固定観念に囚われて、無理な方向に進んで行ってしまうことの方が多い気がします
つまり、消極的に財産を無くす、というより、積極的に財産を無くすというパターンです
そしてこの積極的に財産を無くす人達が、何故か、公正証書遺言とリンクしていることが多いです
そこに何度か書きましたが、信託銀行がプロデューサーとして登場します
信託銀行は大切なお客様の財産を管理する、などと、ホームページで宣伝していますが、
現実には顧客の財産を自身の利益にために食い物にしていることが多いでしょう
信託銀行に儲けさせてもらった、という家の話をほとんど聞きません
おかしな言い方ですが、この世に相続を仲介する信託銀行がなく、公正証書遺言を売りにしておらず、
また、相続で多くの方々が彼等に頼って委任すると言う意識が無ければ、
現在のように公正証書遺言が原因の訴訟が以前より急増するようなことはなく、
もっとましな相続の風景になっていたのではないでしょうか