2回目の調停を終えて、兄や姉への遺言無効訴訟に移行する旨を調停委員の弁護士さんに告げたところ、
「なかなか大変な裁判になりますよ(辞めたほうがいいのではないか)」
と言われました
どんな調停でも調停委員は取り下げを要求してくるのでそれ自体は驚きませんでした
問題は相続裁判の金額の大きさです
千万単位くらいの相続の裁判であれば、私も取り下げた可能性があります
しかし、兄が財産の全容を秘匿しているため、正確な金額は不明ですが、
おそらく10億円以上になります
その半分以上を、兄や姉は、20数年前、自身の負債の返済のために使い込み、その返済のために何らの努力もせず、今、公正証書遺言という書面を使い、自身の借金を全額踏み倒し、逆に、背負って返済すべき自身の負債を総て私に押してつけてきています
これが「大変だ」ということだけで、見逃すことができるでしょうか
見逃せ、という言葉が、常に多方面から挙がってきます
ほとんどは兄の仲間からの言葉ですが、まったく理解できない論理であることがほとんどです
それは論理というよりも、ただの感情表現と言った方が良いものです
多分、裁判の場以外で話し合いをしてもまったく話し合いにはならず、仲間を総動員してきて、団体交渉のようなものがはじまり、全員が「見逃すべきだ」という趣旨の主張をします
見逃すことは簡単です
私が死ぬわけでもない
ただ私が見逃したら、私に一生後悔が残り、兄等は使い込みをチャラにするなんてことは公正証書遺言を使えばチョロいものだと言う認識が彼等の人生哲学として盤石の存在になるだけです
これは私の相続の問題だけでなく、我が国の社会全体の問題が解決されないまま永遠に続くということです