先日のM信託銀行との調停では、
遺言執行人の責務として、公正証書遺言に基づいた、母の全財産の兄への移転について、
報告漏れがあるので報告を補い、数か月もの無断での報告遅れに関してその理由を説明してくれ、
というごく単純な内容ものでした
ところがM信託銀行は一切の報告の修正は必要ない、問題はない、という回答でした
M信託銀行には兄が母の財産から数千万円の報酬を既に支払い済みです
そして、遺言執行人は相続人からの質問に関して速やかに回答をし、報告をする義務を課されています
これは善管注意義務という義務で、いろいろな代理人の義務としては最上級の義務です
報酬は、ある意味、私が相続するはずだった母の預金から支払われています
本来私は数千万円の料金を支払った顧客の立場ではないですか?
これまでの人生で、これほどの金額を払って、払った相手が請求した仕事をしない、しないことを開き直って、代理人も立てていない私に6人もの代理人弁護士の署名入りで多勢に無勢のような答弁書を出してくる、というのは初めての経験です
取引の現場では普通にある、ごく当たり前のビジネスマンとしての姿勢がまったく見えません
しかも、調停当日には、署名した弁護士は誰も来ず、大人しそうな女性弁護士が一人で来て、やはり私の質問には何一つ答えない。淡々と問題はないと繰り返す
また、答弁書では報告の不備について何の回答も謝罪もしない代わりに、書いて来ることは公正証書遺言は問題なく成立しているから多額の母の預金を兄が使い込んでいたとしても、何の問題もない、という聞いてもいないことをケンカ腰で延々と字数を使って書いてくる
なんだこりゃ?というのが私の印象でしたが、
さてさて、10数億もの母の全遺産の移転の詳細な報告を、仕事をしない遺言執行人にただ静かに求めただけの調停で、これが天下の、東証一部上場、Mファイナンシャルグループの大挙6名もの代理人弁護団のケンカ腰回答でありました