ある家の相続に関して、
一番危険なのは、長くニート的な存在であった長男がビジネス感覚は持っている、という状況ではないかと思います
ニートですから、就職はしません。しようという意思もありません。
営業職で失敗をし、就職の意思が無くなり、家の財産管理に固執するようになる、と言った場合があります
30代前半の兄は、営業職を成績が悪く解雇された後、非常な強い熱意と決意をもって、自身が家の財産を管理するという方向に行きましたが、
父の生前中も、そして母の生前中も、やはりというか、その財産管理にすら失敗しました
管理に失敗しただけでなく、20数年のあいだに家が始まって以来の多額の負債を作り出し、億単位の現金を使い込み、家に返済する意思もない
おかしな話ですが、逆に、これ以後、むしろ家の財産管理に固執する意思はさらに強くなってゆきます
私はなんだか燃え上がる情念の業火を見ている気がしました
あらゆる方策を模索し、家の財産に関してはなんのマイナスもない私との、将来の相続での、徹底的な全面闘争の準備をはじめます
そこで行きついた最後の手段、それが、公正証書遺言であったと私は思うのです