誰も見ていたものがいなければ、
あるいは見ていたものは多数いるけれども、全員が口裏合わせて虚偽を証言するのならば、
結局真実は闇に葬られる、というのが公正証書遺言というものだろうとおもいます
全員、というのは、信託銀行の社員や公証役場の公証人も含まれます
公証人がうその証言なんかしないだろう?というのは甘い考えで、
現実問題として、自分が証明をしたところの公正証書遺言がいい加減なものだった、と認める公証人は皆無です
このように、口裏合わせと、公証人の虚偽の証言で、結局認められてしまうことが多いのが公正証書遺言です
それが正しいことかどうかはべつにして、社会的に絶対的とも言うべき巨大なステイタスを持つ人たちがまことしやかに虚偽を証言するのです
これは非常に強烈なプレッシャーです
ですので、裁判とは直接関係がないことでも、法律に違反することでなければ、あるいは、法律で認めらている戦術であれば、総動員して裁判に臨む覚悟を持つ、ということが、公正証書遺言を提示された相続人側には死活的に必要だと思います