前にも書きましたが、
公正証書遺言の無効を求める訴訟が年々増えています
今後も増えることはあっても減ることはないでしょう
もし、今後、皆さまに相続があり、公正証書遺言を兄弟や親族(或いは他人)などから提示された時には、
「遺言があるんなら仕方がない」と簡単に諦めずに、まずは調停を行っていただきたいと思います
それが世の中を動かす大きな力になります
あんなに仲の良かった兄弟と憎しみあうのは嫌だよね、とか、
お父さんは兄弟仲良くやってくれと言っていたじゃないか、とかは、
相手方の思うつぼです
欲望は善意の衣装を纏っているものです
上のような言い分は、兄弟や相手方弁護士だけでなく、
親族や、ご近所や、遺言を作成した信託銀行は、全員が言って来るでしょう
こんなに多くの人が諦めろと言ってるんだから諦めようか、というのは、実に彼等の望む戦略なのです
どうか皆様は皆様自身の戦略を持ってください
とにもかくにも、それが、最初の出発点のはずです