前回書きました積水ハウスの地面師事件ですが、
所有者に成りすました女は身分証明にパスポートを提示したそうです
一般的に、パスポートは比較的に偽造が容易のようで、詐欺師が良く使うもので、
これを積水ハウスは信じたわけです
数十億円の土地売買の拠り所がパスポートだったわけで、信じる、と言うより、大きな実績のためには小さいことなどどうでもいいではないか、と言ったところではないでしょうか
これは相続に介入してくる信託銀行にも似た意識があるような気がします
滅多にないような大型の遺言信託を引き受ける場合、引き受けた相続人以外の相続人のいうことはなにも聞かなくなる、というのが普通だと思います
そして、その信託銀行が、法律のお墨付きを得て、ほとんど偽造に近いことができるのが公正証書遺言です