数年前、五反田の土地を巡って、
地面師グループが積水ハウスから多額の土地代金を騙し取って海外へ逃亡した、という事件があったかとおもいます。
何度となく真実の所有者からその証明する書類を受け取って、契約を中止するよう求められていたにも関わらず、
真実の所有者こそが偽の所有者だと信じ込み、
契約をし、地面師に数十億もの代金を支払いました。
タワーマンションなどの建設を見込んでいたのでしょうか、将来の利益に、
上場企業ともあろうものが正常な判断力を失ってしまっていました。
こういうことは結構起こるもので、
むしろ大企業であればあるほど突っ走ってしまうようなところがあります。
なにが言いたいかと言えば、
私はまさに今回の公正証書遺言の信託契約において、
地面師に騙された積水ハウスのような姿が、M信託銀行に重なって見えて仕方がありません。