以前とは異なり、
近年は信託銀行が顧客の依頼で公正証書遺言を作成することが多いと思われます
しかし、これが、公正証書遺言の件数を激増させて、
それに比例してトラブルも激増させています
相続人の一人だけが遺産を独占的に相続するという内容の公正証書遺言は、殆どの場合裁判になっているのが通例です
公正証書遺言を作成する多くの目的は、遺産を独占的に相続することですから
ある意味、信託銀行はそのトラブルメーカーになっているとも言えます
また、企業というのは事業利益が目的です
道徳とか公平性とか公序良俗を考慮することがほとんどありません
ですので、これは個人的な提案なのですが、
公正証書遺言の作成は一般企業に依頼するのでなく、
また公証役場の公証人等でもなく、
司法が責任感を持って作成するべきなのではないでしょうか